遠野物語

伝奇好きとしてははずせないだろう柳田国男の本をついに購入。
日本物のマンガや小説の多くの源流に位置している書物だけに、思い当たる話(単語)多くうなずくことしきり。
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ちびちび読み進めている。


神隠しと日本人は期待していた内容ではなかった。
ふんだんな引用は参考にはなったが、神秘への憧憬が多少減衰したので今思うと読まない方が良かったなぁ・・・。
神秘への学問的なアプローチも必要だとは思うが、
趣味程度の嗜みには解析などという無粋なメスを入れて欲しくない部分もあるということか。
幻想はおのが心の内にあり。
とにかく今後は文化の研究本は買わないようにしようと思った。
やっぱ加門七海の書くようなざっくばらんな伝奇伝聞のが性にあっているとしみじみ思った。